ジャンプ9号感想
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表紙

◎パース効かせた構図は、もはやアイシルの代名詞。

アイシールド21

◆ジョー、ルフィ、マリオ&ルイージ、亀仙人、
ガイル、オバQ、ガメラ、フセインなどは
あっさり見付けて、メインキャラもほぼ発見。
なのに……何故かハァハァ三兄弟だけまったく見付からんっ!!

◎ともかく週刊連載でウォーリーを探せやるとは恐れ入った。
村田雄介の絵に対するモチベーションの高さの成せる技だろう。

ONE PIECE

☆ナミが航海の指揮を取り、ウソップが工作や
アイディアでサポートし、ロビンが能力で戦闘&フォロー。
意外とちゃんと考えられた人選だったんだなー。

NARUTO

◎麻呂だっ!! 確かに眉が麻呂だっ!!
というわけで君麻呂参戦。
もっと化物っぽいの予想してたんで、美形で驚いた。
凄味もあり、ライバルキャラとしてかなり魅力的。

♪シカマルは徹底して女と戦う運命にあるようで。
影真似で多由也を思いっきり翻弄して下さいな。

スティール・ボール・ラン

「この『物語』はぼくが歩き出す物語だ」
ジュブナイルだったのか!?
いやむしろ「シェーン」とかそんなノリか?
ともかくジョニー・ジョースターですよ。
たとえパラレルな話でも、ジョースター家が出てくると
俄然燃えてくる。久々にジョジョって呼ばれてくれるかな?

☆鉄球を操る、ジョニーの身体を治す、
以上の描写からジャイロは極めて波紋使いっぽい。
サンドマンがスタンド使いだとすると、
いよいよ荒木ワールドの集大成になってくる。
これでディオが吸血鬼なら完璧なんだが……太陽出てるしな。

武装錬金

♪何故、女性陣で女湯に行かない?

☆カズキは岡倉より大きい。
大浜はカズキより大きい。
六舛は岡倉より大きい。
カズキは六舛より大きい。
以上のことから、大浜>カズキ>六舛>岡倉と判明。
カズキ、意外と健闘してるな。斗貴子さんも安心だ(何が?)。
しかし更に上に美しき秋水と強大なるパピヨンがいる。
この二人に果たしてカズキは勝てるのか!? 頑張れカズキ!!

BLEACH

「3日で此奴をおぬしより強くする」
えええ〜、また特訓すんのかよっ!?
凄いな。本当に後先のパワーバランスとか考えてないな。
三日後の一護なら、母親の仇の虚なんてデコピン一発で倒せそうだ。
しかし……一向に出番がこない石田は、
このまま一護に差をつけられ続けるのだろうか?

テニスの王子様

◆誰もが思うだろうけど、一応書いておく。
「そう貞治 きさまは『これも計算のうちか蓮二』…という」
「これも計算のう…」
ドゴドゴドゴドゴドゴッ!!!!
一瞬が乾の運命をわけた! よけられるはずの
下からのテニスボールにさらにおしあげられた!!
「RRRRRRRRREEK……」
「当りまえだぜッ! この蓮二はなにからなにまで計算ずくだぜーッ!!
(ほんとはちがうけど 貞治がくやしがってるからこういってやるぜ ケッ!)」
乾は、二度と地球へは戻れなかった…。
鉱物と生物の中間の生命体となり、永遠に宇宙空間をさまようのだ。
そして死にたいと思っても死ねないので、
そのうち乾は、考えるのをやめた。

Mr.FULLSWING

◎武軍編、決着。
不可抗力とはいえ相手にも失神者二人を出して終わるという、
かなりバイオレンスな決着。しかしスカっとはしたのでよし。

☆辰羅川の作戦って、結局カメラを奪うだけだったのか?
チャンスに合わせてタイミング計るより、
確実にさっさとカメラ潰しといた方がよかったのでは。

ボボボーボ・ボーボボ

☆ライスって……マジで誰だっけ?
こんな印象薄いキャラが再登場してくるとは……。
サービスマンは間に合わないような気がする。
とするともう一人の援軍も意外なキャラか?

DEATH NOTE

☆FBIの名前聞き出すのにここまで大掛かりなこと
しなくてもいいだろうと思うが、恐らくライトは
「自分の策を試したかっただけ」なんだろうな。
色々と策を巡らせ、冷静狡猾にことを運びながら、
その奥に狂気に侵された無邪気な好奇心がある。
表のサスペンスと裏のホラーが合わさって、
上質なミステリーになっている。

銀魂

◎ちょっと「るろ剣」っぽい、という感想もあるが、
それでも義と信念を懸けたサムライのやりとりは
よく描かれている。
ここからいい方向に化けていってくれると嬉しいのだが。

LIVE

☆むしろスレイヤが「うるあああっ」とか
「オレ様は無敵じゃ」とか言わないことに違和感を覚える。
見事なまでにBOYだ。
みちるは本当に新シリーズのたびに誘拐されるよなー。

いちご100%

◎さらば北大路!!
本気で北大路リストラかと思った……。
しかしこんな扱いされるなんて、マジで作者に
戦力外通告されてるんだな、北大路は……。
普通ヒロイン格キャラのこういうエピソードは、
最低でも三週くらいは引っ張るもんだろうに。

シャーマンキング

「死んでもどうせ生き返るんだろ」
そういう描写に問題があると思っているなら、
そんな皮肉で済ませずにきちんと描けばいいのに。

☆葉が金気を操るとは意外だった。
しかし、四大精霊はレイン・ウインド・サンダー・アース……?
五行陰陽関係なかったんかい……。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

☆最後の檸檬オチが意味不明。
何であんな描写を取ってつける必要があるんだ?
わざわざギャグを殺してまで両津を
「いいおじさん」にしなければならない理由は一体……。

HUNTER×HUNTER

「ナックルは…なんて…優しいんだ…!!!」
素敵だ、ナックルさん。
表情の凶悪さがまた素晴らしい。
意表を衝く構成だけでよくこれだけ
面白く出来るものだ。改めて感心する。

BLACK CAT

☆この人は本当に意表を衝かないことにかけては芸術的だな。
「舞うような剣技」って……別に驚くようなアイディアを
考えろとは言わないけど、もうちょっと描写の仕方があるだろ。

ごっちゃんです!!

◎相撲VS柔道。
相撲の凄さを見せつける北嶋のカッコよさに痺れる。
帯取り返し=はりま投げ、という同様異名の技で
盛り上げるヒキもいい。
ごっちゃんの試合以外は格闘マンガとして
真っ当に面白い。

遊☆戯☆王

◎最後のデュエルは、表遊戯VS闇遊戯か。
この作品の締めとしては、これ以上はないだろう。
あと数話だろうけど、これならテーマ的にも
美しく締めくくることが出来そうだ。

ピューと吹く! ジャガー

◎ブラックだなぁ、出来彦くん。
ハミィ話はいつも人間の暗部を抉るネタがくるな。
やっぱりアトムの昔からロボットって題材は
そういうの描くのに向いているのかと
思ったり思わなかったり。

目次&作者コメント

「現在、ある企画が進行中」<健太朗>
何だ? アニメ化……だったらこんな場所で
不用意に情報出したりしないよな?
小説はもう出てるし、CDドラマやゲームだったら
別に作者がスケジュール調整する必要ないだろうし、謎だ。

総評

・最近、雑誌全体が持ち直してきたように感じる。
ただ、ベテラン頼りなのがキツいところだが……。
そんな中で有望株はやはり今回巻頭のアイシルと、
この間51P描いたばっかりなのに
次号でまたも巻頭なブリーチか。
このプッシュのされ方からして、この二作は今年、
何かありそうだ。ブリーチは連載三年目で、
ちょうどいい時期だし。要注目。