マガジン21号感想
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あひるの空

・巻頭カラー。人気が定着してきた、と見てよさそうだ。

☆プレステやり過ぎて五時まで起きてるとは、
まどかのキャラも少しずつ変わり始めているようで。
というか……本性が出てきただけか?

ゴッドハンド輝

☆わざと食道にから揚げ詰まらせるって、
結構難しそうな気がするんだけどリハーサルとかしたんだろうか?

トッキュー!!

☆腕、切断するのかと思っていたので、折るだけで済んだのに拍子抜け。
いや、描写は迫力あって充分だったんだけど……。
しかし抜けない手首を折ると、何で抜けるようになるんだ?

はじめの一歩

◎一歩と会長がいよいよ本気モードに。
唐沢戦があんなだったので、実に久し振りな感じを受ける。
対する武さんも果てしなくカッコいい。
圧倒的な強敵ではなく、弱さを必死で隠しながら
果敢に戦い続けるという姿勢に惚れ惚れする。

おれはキャプテン

☆「打ち」に特化したチームと「守り」に特化したチーム、
互角のように見えたが、やってる者の気分としては
「打ち」は自由、「守り」は支配だったと。
面白い観念だなぁ。こういう切り口は作者独特。

涼風

☆純愛一直線。
あまりにも一直線過ぎて、これからどんな風に話を
展開させていくのか予想がつかない。
どうやって陸上を始めさせるのか……。

Get Backers〜アーリーデイズ〜

☆長々と説明するから何事かと思ったら、
結局「未来を見てる一秒は現在が見えてない」という予想通りの答え。
前回、ちゃちゃっと一言二言で説明すれば済んだようにも思う。

SAMURAI DEEPER KYO

◆別にる○剣やバス○ードからのネタが尽きたんで、
BL○ACHに活路を求めた……ってわけじゃない、と思いたい。

ジゴロ次五郎

☆不良ってーのはロリには興味ないもんなんだろうか?
それともこの世界の不良が倫理観健全なだけか?

餓狼伝BOY

☆文七の試割りは全部インチキでした。
試割りトリックネタは「刃牙」でも結構やっているので
ファンには新味ないが、マガジン読者にはそうでもないか。
これで文七の立ち位置がはっきりし、今後が楽しみになった。

◆それにしても……新一と文七の関係は、やっぱ女性読者を狙ってんのか?

魔法先生ネギま!

☆エヴァンジェリンの超魔法で、完全決着。
これでしばらくやり納めと言わんばかりに、
思いっきりバトルマンガしての終了。

☆恐らくだがこの作品、かなり「サクラ大戦」的ゲームを意識していると思う。
まず会話パートがあり、そこで主人公の強化、ヒロインとの友好度上げ、
謎解き、アイテム集めなどを行う。
そしていざバトルパートに入ったら、友好度を上げたヒロインを
パートナーにしてカードゲット。能力を有効に使い戦う、と。
そういうローテーションを数十週単位で組んで、
最終的には数年掛かりの壮大な物語を作ろうとしているのではないか?
無論、アニメ・ゲームなどへのメディアミックスも計算しつつ、だ。
ここまでは恐ろしいほど上手くいっているが、
これが最後まで持ったなら、空前絶後の大プロジェクトの達成となる。

(読み切り)いのちの医師<前編>

・原作:後藤正治、漫画:所十三。

☆セミ・ドキュメンタリー医療コミック、という微妙な冠が付いている。
事実を再構成したフィクションとのことだが、
どこまで脚色が入っているのかは不明。

☆生体肝移植による拒絶反応と戦い続けた少女と、
それを見守り続けた医師達の物語。
大部分、事実なのだろうなと思わせる真に迫ったものがある。
所十三の淡々とした筆致がよく合っていて、
余計な虚飾なくドラマを浮かび上がらせる効果を上げている。
今回は臓器受容者編、そして次回は臓器提供者の側の物語が描かれる模様。
両者あっての生体肝移植だけに、後編の出来にも期待したい。

スクールランブル

☆男女混合の騎馬戦なので、女子は下にクッションを敷く。
何か配慮があるんだかないんだかよくわからん伝統行事だな。
伝統なんで止められないが、女性からの意見は無視出来ないってとこか。
妙なところでリアリティーが補強されている。

RAVE

☆ベルニカ仲間入り。
しかし役に立つんだろうか?
普通の魔法がちょっと使えるくらいだぞ。

天才料理少年 味の助

「同い年で頑張ってる二人の料理を…私が!?」
2号前では「同い年くらい」と味の助は当て推量で言っていたはずだが、
いつの間にやら同い年ということになったらしい。
しかもページが切り替わる際に素早く年齢を紹介したらしい。
というかそれより、いつも冷たいお弁当ばかり食べているから
「おいしい香りの丼」が食べたい、という論理の繋がりが意味不明だ。

フードハンター双雷伝

☆いきなり主人公二人の過去と秘めたる能力が明らかに。
打ち切り近いような感じがヒシヒシと……。
次号クライマックスってのは、バトルがクライマックスなだけだろうか?

WILD BASEBALLERS(終)

・ユッキーは二年後に死亡。
そして野球部の面々はそれぞれの人生を歩む。
結局甲子園には行けず、野球部も二年連続出場停止。
彼等の野球は、あの試合で終わった。
しかし……まだ高校生を続けていた一成の胸には、
あの頃の想いがまだくすぶり続けている――。

☆なかなか味のある締め方。
安易なハッピーエンドや、戦いはこれからだ的エンドではなく、
明確に挫折を描き、この作品を「一瞬の青春」の物語として
焼き付けた判断は素晴らしいと思う。
一年程度の連載期間。藤沢とおるの名義から考えると
少なくとも一年は続けるというような話になっていただろうから、
かなりストレートな打ち切りだ。
しかし最後の最後でこの作品はいい場所に辿り着けた。

総評

・大島司新連載のカットが載っていたが、
これは……テニスか? 王子様なのか?
クリケットとかだったら驚くんだけどなー。