マガジン22・23合併号感想
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(新)チェンジング・ナウ

・UMA、新連載。
新人とのことだが、絵は描き馴れた感じだし、
読み切りもなしでいきなり連載になっていることから考えても
すでにデビュー済みの作家が変名で発表している可能性もある。

☆ダサい変身ヒーローの父親と、それを嫌っている娘を中心としたショートギャグ。
日常的なダサい変身ヒーロー親父というネタは
確か藤子F不二夫もやってたと思うが、面白い設定ではある。
それに娘の葛藤を加えて、父娘の物語にしているのが
単にギャグ作品で終わらない可能性を感じさせる。
作画も、構図や細かいコマ割りで多少見づらい点もあるが許容範囲内。

はじめの一歩

☆武さんより更に深く潜る。
こうなると武さんは更に深く潜り、
一歩は更に更に深く……と終いには二人共
キャンパスに埋まるんじゃないかとくだらない心配をする。

涼風

☆何かとんとん拍子でデート成立。
障害もなく大きなイベントもなく、
ごく普通に距離が縮まっているが、
マンガとしてはこれでいいんだろうか……?

スクールランブル

☆影の薄いA組とB組が奮闘。
つまり全クラス変態なんだな、この学園は。
それにしても妙な方向に盛り上がってるなー。
一体どこへ行くんだこの作品は? そして烏丸は何処に?

ゴッドハンド輝

☆バイパスで急患確保。
しかし、近い方に運ぶのが常識なんだから、
今までだってKZ病院に相当数運ばれてたんじゃないのか?

エア・ギア

◎仏茶絶好調。そして、カズ覚醒。
いい味出してる脇役が活躍しているのを見るのは楽しいものだ。
この二人、本当にいいキャラになったよなぁ……。

◆ジョジョネタ乱発はいよいよヤバくなってきたのか?

魔法先生ネギま!

☆再戦を匂わせつつも、とりあえず敵を退け勝利。
これだけのキャラをきちんと立てながら、
ドラマ的にもきれいにまとめてみせる構成力は素晴らしい。

☆チャチャゼロは茶々丸とは別に、まだいたんだな。
どういう扱いなんだろう? 茶々丸にとっては姉?なのか?

餓狼伝BOY

☆タンバを信じるシンイチくん。
何が彼をあそこまで言わせるのだろうか?
やはり愛なのか?

ツバサ

・大増43P。

☆いっそのこと、この作品定期に40P連載するとか
そういう形式にしちゃった方がいいんじゃないだろうか?
明かに普段と大増Pの回で、面白さが違う。

Get Backers〜アーリーデイズ〜

☆この作品本来の持ち味である、人情エピソード。
戦いがエスカレートしてこういう話をやる余裕が
本編にはなくなってきていた。なので過去編でやる、と。
ノリを初期の頃に戻すという意図がこの過去編にあったのなら、
なるほど納得。やはり人情あってのゲットバッカーズ。

RAVE

☆ベルニカ役立たず疑惑。
しかし回復役ってことでポジション確保。
キャラ的にもこれまでになかったタイプとして強烈アピール開始。

天才料理少年 味の助

「彼女に他人が見たことのないような
表情を出させた方が勝ちだ!!」

というわけでグラビアアイドルにエロい表情をさせる勝負に。
何つーかもう、何でもアリだなこのマンガ……。

◆理菜が前回言ってた「同い年の二人の料理を」という発言。
あれは自分と同い年という意味もあるのかと思っていたのだが、
百田が十二歳で弟子入りし二年間修行していたらしいので現在十四歳。
十四歳で巨乳グラビアアイドルなわけはないよな……。

(読み切り)いのちの医師<後編>

☆臓器提供に伴う様々なデメリット、危険性を粒さに呈示。
これは啓蒙マンガとしても純粋に意義深いと思う。
前後編、一貫して骨太で地味ながら芯のある作品だった。

フードハンター双雷伝(終)

☆三人で旅立って終了。
随分あっさりと終わっちゃったな……。

☆と、思いきやマガスペ送りになるらしい。
って、この作品元々マガスペからの出世じゃなかったか!?
マガスペで順調に行ってたのをわざわざ本誌に呼んで、
結局駄目になったから返しますってのは、あんまりだと思う。

麺王フタツキ!

☆こちらも打ち切りは決定の模様。
こうなったら最期に作者がどんな花火を打ち上げてくれるのか、
ただそれを楽しみに待つしかない……か。

総評

・料理マンガ三本対決。勝者は、よりにもよって味の助……。
しかしその味の助も最近存在感が薄れていて楽観視は出来ない。
何か、料理マンガ三本ぶつけたことによって
結局個性の潰し合いになってしまった感がある。
どう考えても編集部の失策。勿体ない作品の使い方するなぁ……。