マガジン26号感想
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涼風

◎フラれたけど、諦めない!!
おお、こういう展開を見せるラブコメってのは珍しい。
一歩間違えばストーカー肯定だが、まあ青い春っぽくていいのではないか。
これで大和が、涼風にいい格好を見せる為に
陸上を始めるという展開に繋がっていくのかな?

STAY GOLD

・目次のタイトルがカタカナ表記に変更されてるんだけど、
正式タイトルは英語なのかカタカナなのか、どっちなんだ?

☆えらく強引に男女対抗試合が決定。
何か無理矢理さの目立つシナリオが続く。
三話目になって未だにテニスまともにやってないってのもどうなのか?

はじめの一歩

◎武さん、死相全開!!
ヤバいよ、マジで死んじゃいそうだよ武さん。
試合後、真っ白に燃え尽きる武。
武の息子が一歩に叫ぶ、「人殺し」と。
一歩はこの苦難を乗り越えて、宮田戦に臨めるのか――みたいな
展開にならないことを本気で願うのみだ。

トッキュー!!

☆いきなり渦が消えた、船が砂地に落ちた、という
奇蹟の連発はちょっと現実味を欠いた印象。
こういう作品では、基本的に窮地を偶然で切り抜けてはいけないと思う。

おれはキャプテン

☆決着ついても懲りない相手。
カズマサは部員の信頼を勝ち得たが、
マサカズの今後はどうなってしまうんだろう?
部が決裂して、孤独に打ち震えるようなことにならなきゃいいが。

クニミツの政

◆本の宣伝!! 市民団体の登場!!
そして「ほらこの写真を見てください」と
一方的に証拠写真を突きつけて洗脳講義!!
ヤバ過ぎるだろこれ……。
本気で怖いぞ。抗生物質による食物汚染より、
マンガメディアを利用した思想汚染が本格化することの方が怖い。

スクールランブル

◎一条VSララ、決着。
もはや騎馬戦でも何でもないような気もするが、面白いのでよし。
帰国子女三人組にも、色々と事情があるようで、
最終決戦のリレーの行方にも期待が膨らむ。

探偵学園Q

☆鳳玄妙が、菊絵の髪に固執していたのは関係なかったんだろうか?
てっきり鳳玄妙の異常性欲から娘を守る為に殺したのかと。

魔法先生ネギま!

◎足を舐めろ!!――なエヴァンジェリンを始め、
学園に戻った生徒達の行動を見ているだけでも和む。
一方、成長していくネギもあり、それにドキドキする明日菜あり、
その明日菜の謎の記憶もありで非常に盛り沢山。満足度高し。

☆今回のオチ、アオリ文がなければ普通に
「ああ、惚れ薬のせいだったんだ」で終わったのだが、
これは作者も計算した上で、アオリ文でフォローしたんだろうか?
急遽補足説明を入れたようにも見えるし、
しかしそれだと話の解釈自体が変わってしまうし……。

Get Backers〜アーリーデイズ〜

☆ヘヴンとの初遭遇。この頃から爆乳だ。年齢いくつなんだろう?
そして、二人目の依頼者は、夏美。
過去に三人がすでに出会っていたというのは、
確実に後付け設定だと思われるがどう処理するんだろう?
矛盾なく繋げるのは至難の技。お手並み拝見というところか。

SAMURAI DEEPER KYO

☆単に速いだけならいいが、もしかして
時人だけに時を止めてるなんてことにならないだろうな?

餓狼伝BOY

◎山田くん!! 誰か山田くんを助けてあげて!!
何て哀れな扱いなんだ。つーか切雨先生、人前で思いっきり殴るなよ。
それにしても本当に切雨先生はマメだ。
中学生一人追い込むのにどれだけ下準備してるんだ?

女子大生家庭教師 濱中アイ

◆新撰組の「撰」の字は、「撰」でも「選」でもいいんだよ。
幕末の頃は同音漢字の書き分けがそれほど厳密ではなく、
公式文書でも「撰」だったり「選」だったりして統一されていなかったはず。
確か同じ理由で坂本竜馬の「リョウ」も、「竜」だったり「龍」だったりする。

(読み切り)TOKYO DRIVE

・井上三太、読み切り。
ファッション雑誌「Boon」で連載されている作品の
出張読み切り版ということらしい。

☆非常にファッション雑誌らしい作品。
現代の東京のようなTOKYOで、普通の若者のような連中が
普通にファミレスでダベったりシヴヤへナンパしに行ったり
勢い海ほたるで感傷に浸ったりする。日常を切り取ったドラマ。
正直な話、こういう連中は筆者のような人種にとっては
「敵」以外の何者でもないわけで、あんまり感情移入とか
共感とか示したくはないのだが、まあ普通のマガジン読者には
極めてシンクロ性の高い物語であろうことは想像に難くない。
ポップと泥臭さが絶妙なバランスで調和した作画も魅力的。
演出も構成も、少年誌の常道からは外れていて新鮮に見える。
こういう作品がマガジンにあるのも、悪くない。

伝説の頭 翔

「オレは“本当”は“友達”が欲しかったんだよ!!」
ええええええええ〜〜〜〜っ!?
何、その薄っぺらい告白!? 何、この茶番劇な決着!?
これぞこのマンガの醍醐味――という言葉ですら補いきれないやるせなさ。

エア・ギア

「永井先生ばんざい!!」
半裸率100%!!
エロマンガ家時代よりある意味エロいんじゃなかろーか!?
少年誌という枠でこそ、裸体は美しく輝くということか……!!
ともかく、大暮先生には今後も永井豪イズム継承者の道を突き進んでもらいたい。

ツバサ

☆桜都国はバーチャルリアリティによるゲーム世界だった。
そして、管理人は管理人さん。
しかし初心者の記憶を消すって、危ないことするなー。
譲刃達は知識があるってことは常連さんなのか。

RAVE

☆真のレイヴマスターの座を賭けて、若シバと決闘開始。
ありがちな展開ではあるが燃える。
しかし老ムジカはいつの間に剣作ってたんだろう?
というかどうやってここまで来たんだ?

麺王フタツキ!

♪次号最終回――の前にアイドル恍惚祭り。
何か、最後の最後に味の助に一矢報いた感じだな……。
始めからこの路線で行ってれば、味の助には勝てたかもなぁ。

総評

・誌面大改造からしばらく経って、
そろそろ誌面も安定してきた印象。
とりあえず多過ぎた料理マンガは淘汰され、
「あひる」と「トッキュー」は上位安定。
「餓狼伝BOY」は中位で健闘を見せてはいるが、
当初期待されたほどのインパクトは残せずにいる。
板垣恵介ですら、マガジンでは目立てないというのは驚きだ。
「奇跡の少年」は……本当に何なんだろう、あれ?
しかし注目作・稼ぎ頭などは結構増えてきたのだが、
未だに「看板」が決まらないのは雑誌として痛い。
GTO・金田一以降出てないんだもんなぁ……。