サンデー45号感想
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(新)ハヤテのごとく!

・畑健二郎、新連載。
今年10号で発表した読み切り版は「ごとく」が漢字だったが、
平仮名にして更にサンデー編集部が大好きな「!」も追加。

☆読み切り版では表情の硬さが気になったが、
それは随分と改善されている。ヒロインの表情などは充分。
またこの硬さを独特の魅力に出来る可能性もある。
ギャグは小ネタ重視で爆発力には欠くが、コツコツと当てていく
堅実さはある。ただ、今回は両親の借金とそれによる主人公の不幸ネタが
笑える域を超えていた。こういうバランスを取れないのは今後の不安材料。
そして最大の問題は構成力。二話合計54ページかけて
物語の導入がようやく終わるというのは明らかに冗長過ぎる。
表紙で執事コメディーって書いてるんだから最低限、
執事になるところまでは描かなきゃ駄目だろう。
作者のコメントにある「本来30ページだったが収まらず、
54ページ二話分割という形になった」という話が
ネタでなく本当だとしたら、これは相当危険なんじゃないかと思う。
二話目以降、19ページでちゃんと話をまとめられるんだろうか……。

金色のガッシュ!!

☆魔界でのガッシュの親友、レイン登場。
呪文なしで勝ち抜いてきたって、それはこの戦いの
ルールを根底から覆す強さだな……。
ガッシュの住所知ってたのは、かつてガッシュと戦った相手と
遭遇して存在を知ったということなんだろうか?

結界師

☆烏守の永久封印の話、意外とあっさり時音にバレる。
というか自分で口割ったな。時音には嘘つけないとは、可愛い奴。

史上最強の弟子 ケンイチ

☆こういう修行って、そばに老師がいたのでは逆効果なのではないかと
思っていたら、上手い具合に離れ離れに。老師の計算だろうか?
ここで兼一は、野獣の本能を手に入れるか、それを超える
人としての悟りを手に入れるか二つに一つということなのかな。

うえきの法則

◎一進一退、決意と絶望と勇気と覚悟が交錯する怒涛の展開。
植木の表情、森のセリフ、駆け引きの妙、どれもこれも素晴らしい。
いやー盛り上がってるなー、ってあれ――。
「次号、感涙(クライマックス)!!」
感涙と書いてクライマックスって何だーーーっ!!?

☆そ、そうか……そうだったのか……。
アノンがいきなり三次試験をバトルロイヤルにしたのも、
その展開が妙にすっ飛ばしてたのも、ここ数回のテンションが
うなぎ昇りだったのも……全部、打ち切り最終回直前だったからかっ!!
全然気付かなかったよ……いや、打ち切りというほど悪くはない、
恐らくは終了時期を早めに決めて最終決戦だけはやらせてもらえたって
ことなんだろうけど……それにしても、せっかく当初のワンピモドキから
真っ当な少年マンガとして面白くなっていたのに、ここで終了とは。
勿体ないなぁ。サンデー編集部は相変わらずやることが不思議だ。
それに、残り22ページじゃまとまらないだろ絶対。ヒデヨシどこ行った?

ワイルドライフ

☆彼の情熱はアクスレピオスの杖、って、
それ何の説明にもなってない。
結局、情熱があるから奇跡が起こせるってことなのか……。

クロザクロ

「はめられた!!」
あっさり正体バレちゃった。
さて一気に展開の選択肢が狭まってきたが、
どうなっていくのだろう。
激突の果て、幹人が人間性を失っていないことを認め、
仲間入り……なんてのはヌル過ぎるか。

東遊記

☆バカに見えて結構賢いイチゾーと、
賢そうに見えて結構バカなソンゴサン、というコンビなのか。
しかしこれだとソンゴサンのキャラが立たないような……。

いでじゅう!

☆森さんのナース告白タイム。
乱入してきたの、誰だか最後にハシラ文で説明されるまでわからなかった。
菊千代と同じグループのメンバーね。
それと、さっちゃん妙に背伸びてないか? 中山と対比されてるからかな。

こわしや我聞

☆外氣功覚醒。
気功系の技としては究極レベルである外氣功に
こんな早期に目覚めちゃっていいんだろうか?
現時点で制御不能とはいえ、無限のパワーだからなぁ。

モンキーターン

☆洞口、色々足掻いてみたものの、やっぱり負けた。
どこまで負け犬なんだお前は……まあそのおかげで
浜岡さんに春が来たのでよかったけど。

からくりサーカス

☆エレを追って旅立つ勝。一方鳴海グループも動き出す。
ギイは鳴海と合流してたのか。ということはエレのことも勝のことも
ちゃんと伝えたのか? 何か性格的に伝えてなさそうな気もするが。
最終章に入っても、結局しばらくは勝編と鳴海編に分けて進むのかな。

D−LIVE!!

☆波戸さん大ピンチでUボート編終了。
次編まで引っ張るということは、次で終わりなんだろうか?

総評

・うえき終了が自分でも意外なほどショックだ。
何だかんだでやっぱり好きだったんだなー、この作品……。