サンデー46号感想
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焼きたて!! ジャぱん

☆マレーバクなんてもはや駄洒落にもなってないような
強引なリアクションのあとだったので、ハニワ黒やんの
シンプルさにシビレた。

金色のガッシュ!!

☆パピプリオ組復活。しかし真の敵の使い走り扱い。
ま、ここまで生き延びてたのが奇跡のような連中だしなぁ。
しかしロデュウ様とやらも、部下は選んだ方がいいと思うぞ。

ハヤテのごとく!

☆基本設定説明編。ご丁寧にサブタイトルで宣言しているし。
メイド服の構造はよくわからんが。肩のヒラヒラをあとから掛けるのは理解。
で、本編の方だが、ナレーションの説明が多過ぎてうざったい。
効果的な場面もあるのだが、ネーム整理の余地はかなりあると思う。
あと、萌えマンガにしては風呂シーンの描写が淡白だなぁと。

結界師

☆学校に人間に化けた妖怪が侵入。
という話に合わせて三能先生とユリちゃんの出番が復活。
学校の一般人として物語に関われるキャラを用意しておいたのが
ここにきて効いてきたか。それとも始めから計算のうちかな?

史上最強の弟子 ケンイチ

☆なるほど、殺意の波動に呑まれた兄弟子というポジションなわけか。
こういう兄弟弟子キャラというのは色々とおいしい役回りがあるものなので、
今後の展開に期待。

クロザクロ

☆互いに利用し合う関係で収まったか。
これはなかなかに上手い落としどころだ。
幹人が能力を隠すような真似はしないで済む上、
薊達との間の緊迫感は保たれる。
これで作品の方向性はあらかた固まってきたかな。

うえきの法則(終)

◎まさしく大団円。
この短いページ数で、各キャラ見事にまとめていて心底感心した。
ヒデヨシの処置とか鈴子の恋の行方とか、あまりにも可哀想な李崩とか、
全てのキャラに愛情が注がれているのがよくわかる。
李崩もやっぱり中学生だったんだなぁ……。
オチも綺麗。作品自体は物凄い迷走を繰り返していたが、
テーマは最後までブレなかったなー。

<冒頭、表紙にもいるメガネくんが
実はメガネちゃんだったことに軽く衝撃を受ける。
序盤、何か「シャーマンキング」みたいな出だしだとの感想を覚える。
中盤、どっかで見たようなデザインの不良に嫌な予感が走り抜ける。
見せ場、「届く。」……………ゴムゴム?>

第一回の感想より抜粋。
初期の感想を軽く読み返してみただけでも、自分の文章のヒドさに吐き気が
この作品を自分がどれほど低く見ていたかよくわかる。
連載が始まった2001年から2002年はずっとそんな感じで、
それが2003年から徐々に風向きが変わり出す。
そしてちょうどCM劇場化した辺りで一気にブレイクした印象。
何がきっかけだったのか、具体的には検証しないとわからないのだが、
印象感想で述べさせてもらうなら、構成力が変わったんだと思う。
勿論作画もキャラ立ても伸びているんだけど、ロベルト戦の辺りから
とにかく「ジョジョ」的能力バトルの仕掛け、物語全体の仕掛け、
そして一話ごとのエピソードの組み立ての仕掛け、
どれもが飛躍的に上手くなった。何であの時期急激に伸びたのか、
それは作者と周辺の人間にしかわからないことだろうが、
ともかくそれは奇跡的な覚醒であり、それをリアルタイムで堪能出来た
読者は幸せだった。少年マンガの醍醐味は、作品と共に作者の成長を見守ることだ。
そういう意味で、このマンガは本当にいい少年マンガだった。
福地先生、お疲れ様でした。

ワイルドライフ

☆陵刀も移籍するってことは、本格的に舞台は盟央大になるのか。
……瀬能さんはどうなるんだろうな?

こわしや我聞

☆仙術や超科学がはびこる世界でも、最強はやっぱり中国拳法。
けど仙術ってイメージ的に中国拳法の要素混じってそうだけど。

いでじゅう!

☆森さんを巡る三角関係はこの先も引っ張るのかな。
進級してから続々と人間関係に動きがあって予断を許さない。

モンキーターン

「水の上はオレたちだけの世界だ。
だけど、澄は違う。
アイツは水の上のオレたちを、丘の上から見ることしかできないんだ。」

さて、この波多野の言葉はどっちの方向に転んでいくのか。
「だから澄を放ってはおけないんだ」とも「だから澄とは住む世界が違うんだ」とも
繋げることが出来る辺り憎い言葉の使い方。そして絶妙なヒキ。

からくりサーカス

☆アメリカでの戦いに、じーさん参戦。
フウが何か無責任なこと言ってるが、全てをわかった上で
仲町サーカスを巻き込んでるんだろうか。
それとも単に勘なんだろうか。
ともかく、眼に光は戻ってないが、久々に鳴海が楽しげでよかった。

総評

・うえき終了。
「空白の才争奪バトル編」というのは「コバセン編」に合わせただけで、
別にしばらくしたら第三部なんて展開はないんだろう。
うえきはどうにも初期設定の拙さが最後まで足を引っ張った感があるので、
次回作ではちゃんと先のことを見据えた設定を練ってくれることを望む。
ただ、「次回作にご期待下さい」ではなく「またの登場にご期待下さい」に
なってるんだけど……別に深い意味はないんだよね?